みなさんこんにちはADHD大学生ポコ(@pokopoko_ADHD)です。
突然ですがジョハリの窓という言葉をご存知でしょうか?
ジョハリの窓はジョセフとハリが提唱?用いた自己の公開の仕方をモデル化したものです。wiki曰く1955年に初めて使われたものらしいです。心理学的に見ると比較的古いイメージがありますよね。(自分はもっと最近提唱されたモデルだと思っていました)
内容に入っていくと、ジョハリの窓は四つの窓から成っていてそれぞれ
「開放の窓」自分も他人も知っている自己の範囲
「盲点の窓」自分は知らないが他人は知っている自分の範囲
「秘密の窓」自分は知っているが他人は知らない自分の範囲
「未知の窓」自分も他人も知らない自分の範囲
となっています。
開放の窓を広げることによって他者のコミュニケーションを円滑にすることができます。また盲目の窓・秘密の窓が大きければ大きいほど他者と自分との間の認識に乖離が生じているということになります。
自己開示によって秘密の窓の範囲を狭くし、(他者の意見の)受け入れによって盲目の窓の範囲を狭くすることができます。
また、新たな挑戦をすることによって新しい経験から未知の窓の範囲を狭くすることができます。
ジョハリの窓から見る発達障害の問題点
言ってしまうと、開放の窓がとても小さいということにあると思います。特に盲目の窓の部分が大きいのだと思います。
これらの根本の原因として、知識や情報不足というのが大きいと思います。これは当事者が悪いのではなく、社会的な認知の遅れが産んでしまった結果だと思われます。
盲点の窓の範囲が大きい理由として、自分は他人と同じだと思っているが実は他人と違っているというところにあるのでわないかと思います。また、根本的な他者との違いに気づかないまま形だけ健常者と同じ経験を積んでしまう(学校などの集団生活)ことによって自分で自分の障害の症状に対して盲目的になってしまうというように、集団に適応できる能力があるということが裏目に出てしまうことも・・・
また社会的な偏見から自己公開ができずに秘密の窓の範囲が広がりにくく、自己肯定感の低下から新たなことに挑戦する勇気を持てないため、未知の窓の部分が全く広がらないといった状態になっていると思います。
現状できることの範囲は盲点の窓の範囲を減らすことでしょう…
他者から注意されたことに真摯に向き合い、褒められた部分は素直に受け取る。時には傷つくこともあるでしょうが、こうやって少しずつ盲点の窓の範囲を減らしていくのが良いのではないかと思います。
自分に対して前向きに向き合えるようになれば、積極的に新しいことに挑戦して未知の窓の範囲を徐々に減らしていくのが良いと思います。
秘密の窓の範囲を広げるのには先ほど書いた通りどうしても発達障害を公にしなくてはいけなくなるのであまりお勧めはできません。(肩身がせまいものです…)
正直、上に書いた盲点の窓、開放の窓、未知の窓については前提条件として、『自分が発達障害の症状・特徴を持っている』とわかって(知って)いなくてはなりません。
本当に生じる問題点は窓の広げ方ではなく窓の枠を知ることが難しい社会的な発達障害の立ち位置にあると思います。
ここまで書いておいてなんですが、自分が発達障害に気づくのには本人の行動以上に運的な要素(人間関係、環境など)が多く絡んでくると思うのでなんと言えないですね…
ただ言えることは、「ジョハリの窓」と言う自己分析の活用法があると言うことは知っておいて損はないと思います。この記事がきっかけになれば幸いです。
今回はこの辺りで
またね