ADHD大学生ポコのブログ

発達障害、その他ほかに適当なことを書くブログ

発達障害の自己認識の差とその問題

みなさんこんにちはADHD大学生ポコ(@pokopoko_ADHD)です。

 

今回は『世間の思う発達障害というものと実際の発達障害の認識の差とそれが起こる理由について書いたよ』って話です。(あくまで主観ベースです)

グラフの数値は架空のものであり、強弱を視覚的に分かりやすくするために少し大げさに数値を振っています。

今回の内容も個人差の大きい話になるので、『そんなことはない!!』とか『これは間違っている!!』と思われる方がいることを承知の上で書いていきます。

 

*初手安定の予防線*

 

 

 

 早速本題です。

これが、よく言われている発達障害の得手不得手・得意不得意のばらつきを表したグラフです。

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比較で健常者はこんな感じ

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世間で思われている発達障害はこんな風に見られてしまっていると思います。

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全ての能力が軒並み低いと・・・

 

 

じゃあなぜこう思われてしまうのか?という話なのですが

一つに発達障害の『障害』という言葉のワードパワーがあると思います。『障害』と聞くだけで『できない・人よりも遅れている』と言ったことが強く連想されるからでしょう。(まあ、『できない・人よりも遅れている』というのは合っているのでしょう。合っているけれども『全てが』というわけではない!!というのがどうも抜けているように感じます)

 

二つ目の理由としてあげられるのが、一つのことをやり遂げるのに幾つかの能力が複雑に関わってくるということでしょう。

何を言っているんだ?となるかもしれませんが図を見ていただくとわかりやすいかもしれません。

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見やすいように棒グラフ化してみました。

ある作業をこなすのに一つの能力だけが必要なのではなく、いくつの能力が関わってくるということです。今回の作業では10,11,12番目の能力が要求されたとします。12番目の能力が高くても10、11番目の能力が低いため、今回の作業では12番目の能力は評価されにくいということになります。

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何が言いたいかというと一つの能力だけがズバ抜けていても社会では認められない。認知されにくい・されないということです。

加えて、一つの能力が極端に低いと優れている分野・能力が見られない、認められないということです。

 

受験を例に出してみると暗記力・集中力・理解力が重要で、どれか一つでも大きく欠けているとなかなか合格するのは難しくなってしまいます。

この前書いた車の運転の話を持ち出すと認知速度、状況判断、空間認識などが関わっていて、どれか一つでも大幅にかけてしまっているとなかなか運転するのが難しく(危険に)なってきてしまいます。

 

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現状、発達障害の認知が広がってきているとはいえ、上に載せたグラフのように認知に差が出てしまって、発達障害の本質が見れず、仕事・作業などを任せられない、やらせられないという風になってしまっているように感じます。

その結果、発達障害を持つ人が『経験』を積めず、経験をしなければ自分の得手不得手がわからない。といった悪循環になってしまっているように思います。

 

発達障害者は何もできないという誤解

発達障害者に仕事を任せられない

発達障害者は経験を積めない

自分の得手不得手がわからない

不得手な分野に入ってしまう

失敗を繰り返す

発達障害者は何もできないという誤解

 

と言う悪循環が発生してしまっているのだと思います。

 

少し解決案についても考えてみたのですがわかりません。(言葉で言うのは簡単ですがいざ実行に移したり現実味を考えるとなかなか・・・)

一朝一夕でどうにかなる問題でもなければ、そもそも発達障害自体最近知られてきている事柄なので根本的な解決まではかなりの時間がかかりそうですね。

まあ、一つ思うこととしては現在『できないこと』『苦労していること』が積極的にメディアに拾われてしまっているので、『できること』『得意なこと』も取り扱っていけると少しは変わってくるのかなと思うのですが・・・

いかんせん『できること』『得意なこと』に個人差が大きすぎてどう扱っていいのかわからん?って感じだと思います。

 

 

発達障害が知られるようになってきているのは良いことなのでしょうが、こういった問題を考えると全てが良いことばかりではなく、逆に生きづらさを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

 

一昔前の『なんで人と違うのか全くわからない』というよりかは『発達障害』という言葉の枠組みを知れるということは良いことなのでしょうが・・・

難しいですね。

 

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こんな風に整っている人に生まれたかったなぁ・・・

 

*夜中に考えてたらねれなくなってしまったので書き散らかしました。

またね

 

 

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